松あきら参議院議員

高校卒業認定試験制度の提唱

[su_note note_color=”#dfff66″ text_color=”#762b2b”]松あきら氏は、元宝塚歌劇団花組トップスターにして、後に政界に進出。参議院総務委員会常任委員長、政治倫理審査会幹部役員などを歴任した過去の政治家です。
このページでは、過去に公表された松あきら氏の活躍を紹介しています。[/su_note]

高校卒業認定試験制度を提唱

 近年、学級崩壊とともに問題となっているのは、子どもの不登校です。およそ1クラスに1人の不登校の生徒がいるという現在、学校に行かなくても、多様な手段でその基準に到達させる教育を保障することが、大切になってくると思うのです。

そうした観点から、私くしは

「中学校卒業程度認定試験」の周知徹底、

・「高等学校卒業認定試験制度」の創設、

さらに、

・各種学校の「大学入学資格検定試験」(大検)受験の実現

などを訴えています。

子どもたちはそれぞれ個性があり、一人として同じではありません。それを義務教育だからと画一的に学校で勉強させることの弊害が、不登校としてあらわれているのではないでしょうか。いざ子どもが不登校になると、保護者も戸惑って右往左往してしまいます。学校へ行かなければ卒業できないと心配するからだと思いますが、そういう子どもたちのために「中学校卒業程度認定試験」というものがあるのです。

中学生だけではなく、高校生にも中退する人が増え続けています。ところが、高校生に対しては、そのような制度がありません。現在では、高校中退者が大学や専門学校で勉強したいと思えば、大検を受けるしかありません。大学へ進学したい人は大検を受ければいいのですが、大検にも問題点はありますし、大学に行きたい人だけが、高校卒業資格を必要とするわけではありません。大学受験資格が目的ではなく、高校卒業資格を得ることを目的とした、大検より易しい内容の「高校卒業認定試験」があってもよいのではないか--私は、自身が高校中退の経験者でもあります。そうした経験から、中退者を対象とする「高等学校卒業認定試験制度」の必要性も訴え続けているのです。

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「中学校卒業程度認定試験」

これは、「就学義務猶予免除者の中学校卒業程度認定試験」といって、やむをえない事由で学校に行けない子どものために、卒業を認定する試験のことです。この試験は15歳から受験できますので、合格すれば高校にも進学できます。これは年に1回、都道府県教育委員会が実施していますが、いままでほとんど利用されていませんでした。こうした制度をもっと積極的に活用すれば、不登校の子どもたちに有効な進学手段になることは間違いないと思います。

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大検の問題点

各種学校といわれる外国人学校は、カリキュラム上では日本の高校卒業以上の単位を取得しているにもかかわらず、高校卒業とは認められていませんでした。ですから、日本の大学に進学することができません。そこで、横浜中華学院の関係者から、なんとかならないかという相談を受け、大検が受けられるよう委員会で取り上げました。その結果、大検の受験資格は与えられたのですが、最初は選択科目を入れると、何と21科目というものすごい数でした。それは差別であると主張したところ、現在では9科目になっています。

大学に入りたいという人を選別するのは大学自身であって、何も大検のハードルを高くする必要はないはずです。振るい落としたいのか機会を与えたいのか、そのあたりの考え方の違いであって、まだまだ文部省の発想は固いといわざるをえません。各種学校の大検受験の道は開かれましたが、残念ながら、まだ国立大学を受験することはできません。それが可能になるよう、これからも働きかけていきたいと思っています。